全作品リスト>麦わらクラブメニュー>麦わらクラブ依頼ファイル1:過去にとらわれた少女
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26 逃げてちゃ駄目なんだ




「チョッパー、どうしたんだっ?」
最初にそれに気付いたのは、向かい側に座っていたウソップだった。

チョッパーは、ナイフとフォークを両手に握り締めたまま、大粒の涙を流していた。

「チョッパー、どこか痛いの?」
隣に座ってるナミが顔を覗き込む。
チョッパーはふるふると首を振った。

「チョッパー!俺の肉、欲しいのか?」
ナミが拳骨で、ルフィを黙らせる。

「おい、チョッパー何かあったのか・・・?」
いつになく、ゾロが心配そうな声で聞く。
けれどもチョッパーは、何も言わない。

サンジが、チョッパーの頭をポンポンと叩いた。
「言いてぇことがあるんだろう?
 お前、今日何か変だったからな」

チョッパーはその言葉に勇気付けられたかのように、顔を上げた。

「何で、ゾロとナミは仲直りしないんだ?」

名前を挙げられた二人が、目を見開く。

「何で、いつもの二人に戻ってくれないんだよ?」

ウソップも、ルフィもサンジも、ただ黙ってチョッパーの言葉を聞いていた。
二人だけが、慌てるようにチョッパーに声をかける。
「違うの、チョッパー・・・そういうのじゃないのよ」
「あのな、チョッパー。言っただろ、こりゃ・・・」

「俺が、子供だから教えてくれないのか?」

チョッパーは堰を切ったように、一気にまくしたてた。
「俺が、子供だからみんな教えてくれないのか?
 俺、子供じゃねぇぞ!
 ケンカしてないのに、何でナミはゾロを見ないんだよ?
 何でゾロは顔を上げないんだよ?
 そんなのナミとゾロじゃないぞ!
 俺、そんなナミとゾロは嫌いだ!」

「チョッパー・・・」
子供だと思っていた。
他の皆がさりげなく気を遣っているのはわかる。
でも、チョッパーにはまだわからないだろうから、と心のどこかで思っていたのだ。
けれども、そんな気持ちをチョッパーは敏感に感じ取っていた。
チョッパーに対して、気配りを欠けていた自分を痛感して、ナミは出す言葉を失った。

ゾロも、一体どうすれば良いのか、と頭をボリボリと掻く。

あの晩、ゾロはナミを抱き締めた。
強く、この少女を離すまいとして。
ナミも体の力を抜いて、そっと自分の胸に体を預けた。
夜風が二人を包みこんで、彼らは穏やかな時に身を委ねていた。
確かに、その時自分とナミは同じ気持ちになっていると確信していた。

けれども、しばらくして惜しむように体をゆっくりと離してから、その顔を覗き込もうとすると、ナミは「ゾロの馬鹿」と呟くように言って、走り去ったのである。
それから、彼女は彼と目を合わそうとしない。
俺を男として見てなかったナミが、気持ちの整理をつけているのだろう、と思っていた。
もしかしたらその気持ち次第で、自分は、ナミから離れていかなくてはいけない。
そうなった時の決心を固めるために、自分も彼女の姿を求めないことにした。

それを、この年下の少年が少なからず気に病んで、結果、自分のコンプレックスに結び付けてしまったのだ。
チョッパーは確かに年下だから、子供だと思うこともある。
けれども、今その彼が口にした意味で「子供」と差別したつもりはなかった。

(でも、こいつなりに悩んだんだよなぁ・・・)
どんな言葉で、彼の気持ちを楽にさせてやれるのか。
ゾロもナミも困り果ててしまった。

チョッパーのすすり泣く声が、食卓の上で響く。
鼻水が垂れても構わずに泣くチョッパーに、サンジがしょうがねぇなと、ティッシュをケースごと持ってきて、その顔を拭いてやる。

ナミとゾロは所在なさげに、俯くばかりだ。

ウソップが沈黙を破った。
「よく言ったな。チョッパー」
チョッパーが顔を上げた。
彼は、とびきりの笑顔でチョッパーに親指を立てて見せた。
「俺さまもそろそろビシッと言ってやろうと思ってたところだ。
 俺も子供なんでな!」

「ウソップが・・・?」

だって、ウソップはいつも通り振舞っただろ?
それが大人だってことだって自分で言ったのに・・・
ウソップがそんなチョッパーの疑問に答えるように大きく頷いた。

「俺も子供だ。ルフィもサンジも子供だ。
 でも、仲間を気遣わずに自分達の問題にケリ付けられねぇナミとゾロが一番子供だ。
 お前の方がずっと大人だぞ、チョッパー」

チョッパーがヒック、と小さくしゃくりあげて、ウソップの瞳を見つめた。

「ちょ、ちょっとウソップ。どういう意味よ?」
「ナミ」

一人、ご飯を食べる手を休めず、ただ黙って会話を聞いていたルフィが静かな声で言った。

「逃げてちゃ駄目なんだ」


ナミが口を噤む。

その通りよ。逃げてるわよ。
それはわかってる。
でも、怖かった。
すごく怖かったんだから・・・

何が?

ゾロに、抱き締められた自分が、自分で無くなることが───
そして、この感情の意味を知って、また怖くなったのよ。
だってこの気持ちは、ゾロだからというモノではないかもしれないから。
もしかしたら、触れ合える人間なら誰でもいいかもしれないから。
そんなふうに思う自分をゾロに知られたら、きっと嫌われるから。

紛い物かも知れない気持ちを、ゾロにぶつけられるわけがないでしょう?

ゾロと触れ合う時、心が満たされることは自分でもわかってる。
触れ合う時は・・・でも、それがもしも・・・体の関係になった時
もしも、あの吐き気が襲ってきたら?
愛しい人の口付けでも、吐き気を覚えてしまったら?

私は、立ち直れなくなる。

ゾロとこれ以上先の関係に進んじゃ、いけないのよ。





重い沈黙の中、ゾロが席を立った。
チョッパーの頭をポンと叩く。

「ありがとな」と言った。

チョッパーがびっくりした顔で、ゾロを見ると、ゾロがナミの腕を掴んで立たせていた。
「・・・ゾロッ!」
抵抗するような声で、ナミが彼の名を呼んだが、彼は全く意に介さずに彼女の腰に腕を回して、その脇に抱きかかえた。
足が宙に浮いて、ナミがいくらじたばたしても彼の逞しい腕には全く響かない。

ゾロは何も言わずに彼女の部屋まで行くと、皆の方を振り返って「手懐けてくる」と言って、にっと笑った。

チョッパーは、部屋の空気が暖かくなったような気がした。
ウソップもルフィもサンジも、皆、笑っていた。

「おい、チョッパー。さっさと食え」
突然、サンジがチョッパーの半分残った肉を指差した。
言われた通り、チョッパーは慌ててそれをたいらげる。
ウソップは何も言わずに、テーブルの上にまだ残っていたバゲットをキッチンから持ってきた弁当箱に入れて、それを自分の鞄に詰めた。その空になった皿をサンジがキッチンに下げて、洗っている。
「なぁルフィ、お前んちなら大丈夫か?」
「エースのパンチは覚悟しろよ!」
ルフィがこともなげに言う。
ウソップが真っ青な顔で、ぶるぶると身を奮わせた。
どうやら、身を持ってその恐怖を味わったことがあるらしい。

一人、チョッパーだけが不思議そうな顔で、着々と準備する彼らを見ていた。

皿の片付けを終えたサンジが、そんなチョッパーの肩を叩いた。
「おら、行くぞ」

「え?え?」
チョッパーは、ただ瞬きしかできない。

「今日は、二人っきりにさせとくんだよ」
ウソップが、サンジは言いたくないだろうと察して、横から説明した。
「俺たちは邪魔者ってわけだ」

「チッ・・・あのクソマリモ、押し倒したりしてたら、後で絶対ぇオロス!」
「押し倒した方がうまくいくんじゃねーか?」
ルフィは、ゾロの代わりにオロされたようだ。
白目を向くルフィを引きずって、ウソップがチョッパーを呼んだ。
チョッパーはようやく全てを察して、満面の笑みで、彼らを追った。


+++++++++++++++++++


「ゾロッ!下ろしてよっ!!」
ゾロの脇に抱えられたナミが、叫んだ途端、ナミはベッドに落とされた。
ぼふっと体がシーツに埋まる。

「さてと」

ゾロが言って、ナミの隣に座って、あぐらをかいた。

彼女は警戒心をあらわにして、壁際まで後ずさりする。

「お前なぁ・・・俺がお前を取って食うとでも思ってんのか?」
腕組みして、呆れ返った声でナミを挑発する。

けれども、ナミは決して心を許さない野良猫のように、じっとその瞳を見つめるだけで、返す言葉を発しない。

「・・・じゃあ、理由だけでも聞かせろ」
頭をボリボリっとやりながらゾロが舌打ちする。

こういう空気は苦手だ。
大体、この女がこうなってしまったら向こうが擦り寄ってくるのを待つしかないのはよくわかってる。
自分から、どうこうしようとすればするほど、警戒心を抱く女なんだ。
それでも、今はチョッパーが与えてくれたこの機会を、何とかして活かさなければいけないのだ。
ゾロは、まず自分が一番疑問に思っていたことに、彼女からの説明を求めた。

「何で、俺が馬鹿なんだよ?」

あの時、確かにナミは自分の腕の中で、離れがたいとでも言うかのように、体を摺り寄せてきたじゃないか。
ナミも、自分のように、二人抱き合うことで安らいでいたじゃないか。
それが何故。突然、俺が馬鹿なのか?
さっぱりわからない。
キスだって寸前でお預けくらったから、別に今まで以上のことをしたわけじゃねぇ。
むしろそのことで腹立てていい権利は、俺にある筈じゃねぇか───

彼女の言葉を待つ。

自分は気が長い方じゃないと自分が一番よくわかっている。
待つことは苦手だ。
でも、今は待つ時。
待たねばならず、待つしかない時。

暗かった部屋も、目が慣れるに従って少しずつ相手の顔やその表情を読み取れるようになった。

満月の今日は、月明かりで星が霞んでしまうほどだ。

彼女は、決して怒っている、という表情ではなかった。
けれども、だからと言って泣いているわけでもないし、勿論笑っているわけもない。
ただ、その瞳をゾロに向けて、キュッと唇を結んでいた。

「・・・だって」
ようやく、彼女の声が響いた。

自分に対して開かれた唇を見つめる。
震えてはいない。
落ち着いている。
目でそれを確認して、ゾロは内心安堵する。

「ゾロが、悪いのよ」

「・・・俺の何が悪ィってんだ」
いや、確かに彼女が擦り寄ってきた時に抱き締めた自分に下心がなかったとは言えない。
彼女を慰めるようにしてその実、自分こそが彼女を抱いたその感触に心を躍らせて、それをもっと味わいたいと思った。
そしてその欲求にどんどん貪欲になってしまって、あの夏祭りの夜、初めて本心から戸惑って、その体を離そうとするこの女をゾロは彼女の気持ちに構わず、乱暴なまでの力を込めて抱き締めていた。
でも、悪いことをした、と思ったからこそ、彼女がそっと自分に体を寄せた時にゾロは、嬉しかった。
もしかしたら、無理強いしたら、今までは自分に対して嫌悪感を抱かなかった彼女が、自分に対しても触れられなくなるんじゃないかと思っていた。けれども、その自分の懸念はただの心配に終わったと悟ったのだ。

だが、問題は彼女の体じゃなかった。
彼女の、心にあったのだ。

先を急ぎすぎた。
いや、遅すぎたのか?
あの時、何も言わずに口付けを交わせば良かったのか?
なんにしても、彼女がその胸に今までなかった彼への警戒心を芽生えさせたのは確かだった。
それも、仲間内で最も警戒すべき存在として。

「ゾロがいけないのよ。
 ずかずか私の心の入り込んできたから」

考え込んでいたゾロの耳に、ナミの凛とした声が響いた。

「誰がいつ・・・」

「だって、いきなり話し掛けてきたと思ったら
 一ヶ月もしないうちにここに転がり込んできて・・・」
「あいつらなんか、あの日に会った奴らばっかって言ってたじゃねぇか」
「それに、何でか、今まで悩んでたこともゾロにはすぐ話しちゃって
 私が落ち込んでる時は、何でか側にいるし、
 その上、何であんただと触っても大丈夫なのよ?」
「知るかよ。
 全部、俺のせいじゃねぇ」
「極めつけに、何であんたが私を助けてくれた人だったの?
 一年前助けてくれた顔も知らない人が、
 何で、今都合良く現れてるのよ?」

「だから、俺が知るかよ。そんなこと・・・」
答えられないことばかり聞いてきやがる。
顔は、いつものように表情を崩さない。
でも、こういう時、この女は頭ん中で色々勝手なこと考えてやがるんだ。

「大体な、俺こそ聞きてぇぐらいなんだ。
 一年前、気付いたらベンチにいた筈のお前がいなくなって、
 俺ぁ焦ったんだよ。まさか、あの襲った男がまた来て
 さらってったんじゃねぇかってな!
 ジョニーとヨサクに頼んで、あの男の身元割り出して
 しばいてお前のこと問い詰めたら、知らねぇって言うじゃねぇか。
 とんだ骨折り損もいいとこだ」

暗闇の中、ナミが数回瞬きした。
いい機会だ。思ってたもん全部吐き出してやる。
ここまで来りゃ自棄だ。

「その上、だ。
先月いきなり俺が働いてる店に来やがって
 毎日、辛そうな顔で時間潰してやがる。
 救ってください、って顔してな。
 俺は、弱ぇ奴にイライラするんだ。
 過去に囚われてる奴を見ると、ひっぱたきたくなる。
 お前にもそう思って声かけたんだよ」

ナミが眉間に皺を寄せる。

「じゃあ、何?
 私を引っ叩いてやるために、声を掛けてきたってわけ?」

ナミの声に、いつもの勝気な彼女の気質が顕れ始めている。

「あぁそうだ。
 そしたら、間抜けな顔して振り向くから、
 ちょっと悪戯してやろうと思ったんだよ!」
「どういう意味よ?」
「お前が、動けなくなるように、店番させただろうがっ」
「あ〜〜〜〜そう。
 そういう意味だったわけね?
 最っ低!子供でもしないわよ!」
「ウソップが言ってただろうが。俺ぁガキなんだ」
「何開き直ってんのよっ!!」

二人はいがみ合うように対峙した。

「大体ね、そんなに私が嫌いなんだったら、あいつらの仲間にならなければいいじゃない」
「うるせぇ!どこでメシを食おうが俺の勝手だろ」
「ここは私の家よっ!」
「その家に一人でいるのが嫌になって、逃げてきてたのはどこのどいつだ」

ナミが、言葉に詰まった。
なんてムカつく男だろう───

「何で、そうやっていつもいつも・・・」
ナミの声が震えた。
瞬間、枕を掴んでゾロの顔面に思いっきり投げつけた。

「いつもいつも、私の心を勝手に見透かしちゃうのよっ!馬鹿!」

痛くはないが、突然顔面に投げられた枕に不意をつかれたゾロも声を荒げる。
「馬鹿とは何だ、馬鹿とは!
 お前こそ、寄ってきたかと思ったら離れやがって!
 一体何がしてぇんだよっ!?」
「知らないわよっ!だって、そうしたいんだもん。
 しょうがないでしょ!?」
「ナミ、てめぇな・・・」

枕をバフンと横にどけて、ゾロが鋭い眼差しでナミを睨む。
だが、ナミもふんっと鼻を鳴らしてそっぽ向いた。

「私がそうしたいなって思った時に、いつも側にいるゾロが悪いのよ」
「俺のせいかよっ!?」
「あんたのせいじゃなくて、誰のせいだって言うの?」
ナミが人差指をゾロに突きつける。
彼女の中で、これはもう既に決定事項のようだ。
ゾロも、決め付けられては、面白くない。
「じゃあ、言わせてもらうけどな。
 何でテメェ、俺だけに甘えるんだよ」
「だから、言ってるでしょ?あんたがちょうどそこにいるからよ」
「・・・あのエロコックに思い切り甘えりゃいいだろ」
「それができないのは、あんただって知ってるじゃない」
「だからって、替え玉に俺を使うな。
 俺だってなぁ、男なんだからな。
 お前抱いて、何も思わねぇワケねぇだろ?」

不意に、ゾロの声が静かになった。
「俺にだってプライドってもんがあるんだからな」

そんな彼の姿を見て、ナミは気勢を殺がれる。
「・・・・ゾロ?」
あれだけ荒げられた声が、落ち着きを取り戻す。


はぁと、ゾロが大きな息を吐いた。

「とにかくだな。もう触らなきゃいいんだろ?
 その代わり、テメェももう甘えてくんな。
 次は俺も我慢しねぇぞ」
「我慢・・・?
 そんなに私が嫌ってわけ?」
「そういうこと言ってんじゃねぇ・・・」
ゾロは、下を向いたまま、顔を上げる気配すら見せない。
「ふぅん。女の言うこと聞くのが嫌なのね」
ナミが、意地悪そうな笑顔を顔に浮かべて、ゾロの額を弾いた。

次の瞬間、ゾロがその指を掴む。

「・・・・っ!?」

あっという間に、その指にゾロの熱い指が絡められて、ゾロがゆっくりとナミに体重をかけた。
静かに、彼女のその体はゾロに組み敷かれていく。

ゾロは、笑ってない。
薄暗い部屋で、蒼白い月の光がゾロの深緑色の瞳を輝かせる。

ゾロの顔がゆっくりと近づいてくる。
その先にある物が何か、ナミは既に悟っていた。
ゾロは決して強い力で自分を抑えているわけではない。
抑えるどころか、ナミの右手にその指を絡ませて優しく包む。
彼の空いた手はナミの頭の左に置かれているだけ。
そして、彼が近づくにつれ、その腕が少しずつナミの艶やかな髪に埋め込まれていく。

(キス・・・されるの・・・・───?)
ナミは、息を呑む。
突然、ゾロに組み敷かれている自分がいると言うのに。
この静けさは何だろう?
ううん、静けさ───じゃない。
彼の瞳が、あまりに優しい色をしているから、その色に自分の心が彼を受け入れているのだ。


だが、唇が触れ合う直前まで来て、ゾロは動きを止めた。
一瞬、暗闇の中で彼が眉を顰めたかと思うと、彼はそっとその顔をナミの髪に埋めて、小さく溜息をつく。

「何で、抵抗しねぇんだよ・・・」

苦しげに掠れた声がナミの鼓膜にじんと染みた。

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